maki ishii「I’m a Dummy 」

maki ishii「I’m a Dummy 」

映像には誰もいないテレビ番組のセットのようなものが様々なアングルのカメラワークで映し出される。そこでは「わたし」と名乗る人物のモノローグの様な詩が語られる。 このモノローグは実際には五人の全く異なるバックグラウンドを持つ人物たちが作家に寄せた文を合わせ 「わたし」という人物に構成したものであり、その内容は曖昧で時に矛盾しながらも、人間の根本にある所属や感情といった部分にアクセスしていく。タイトルのダミー(dummy)は本物の替わりとなるもの、見本、模型、模造品を意味し、その語源を「無言 dumb」とする。

Video shows slowly the room of the unmanned sort of TV set and the person called ” I” “Dummy” talking a monologue in poetic way. This ” I ” “Dummy” is composed by the poem which sent by five different people to the artist for this project. Those five different people have totally different backgrounds of identity. This personality has contradiction and ambiguity in itseld and access to the general of humans.

Ishii investigate fictional but universal identity in which “opposing” entities, such as a self and others, an individual and the masses, fiction and reality, and here and there, melt into a united whole.

Dummy has its origin in “dumb” mute.


maki ishii

人間に共通するアイデンティティと所属の問題を制作の根底にしている。その虚偽性、曖昧性、多義性などのテーマに加え、マスメディアやポップカルチャーなどで使用される言語や表象による感情の演出や共有されるコードとそのずれを利用することで映像およびインスタレーションの制作を行う。言語/非言語、あるいは可視/不可視といった要素を織り交ぜながら割り切れない世界観を再現する。 チェルシーカッレジオブアートアンドデザイン・ファインアート学部卒業、国立造形美術大学シュテーデルシューレ・フランクフルト修了 これまでの主な展覧会に「JONAS HÖSCHL – MAKI ISHII – BORJANA VENTZISLAVOVA」(クンストフェアライン・バーデン、2021) 、「Broken Blossom 散りゆく花」(Case space revolution バンコク、2019) 、VOCA展(上野美術館, 2018)など